児童発達支援士の資格を取得しました
このたび、「児童発達支援士」の資格を取得しました。
私の英語教室には、発達障害グレーゾーンのお子さん、HSP(とても繊細な気質を持つお子さん)、LD(読み書きや計算などに困難を抱えるお子さん)など、さまざまな個性を持った子どもたちも通ってくれています。
こうした子どもたちと向き合う中で、もっと学びたい、もっと深く理解したい――そんな思いが強くなり、今回この資格に挑戦しました。
忘れられない、あの時のお母様の言葉
私が初めて発達障害のある生徒さんと出会ったのは、もう25年以上前のことになります。
その時、面談に来られたお母様がこうおっしゃいました。
「うちの息子は発達障害なのですが、
そんな息子でも教えていただけるのでしょうか?」
その一言に、私は胸がぎゅっと締めつけられるような気持ちになりました。
“そんな息子でも”という言葉の奥には、きっとたくさんの不安や戸惑い、そしてこれまでに経験されてきたさまざまな葛藤があったのだと思います。
私は迷わず「もちろんです」とお答えしました。
その子の目を見て、ゆっくり丁寧に向き合うこと。
その子なりの“わかる”“できる”を見つけていくこと。
それこそが、私の教室の役割だと、そのとき強く感じました。
「ちょっと生きづらさを感じている子」への思い
実は私自身、子どもの頃から“ちょっと生きづらさを感じている人”に自然と目が向くタイプでした。
うまく自分の気持ちを言えない子。
人と同じやり方ではつまずいてしまう子。
でも、心の奥には豊かな感受性や大きな可能性を秘めている子。
そんな子たちに出会うたび、私は心の底から「力になりたい」と思ってきました。
これからも、学び続ける教室でありたい
今回の資格取得は、私のそんな想いを形にした一歩です。
「勉強を教える」だけではなく、
「その子自身をまるごと理解し、関わっていく」ための学びを、これからも大切にしていきたいと思っています。
もし、学習面や通塾についてご不安がある方がいらっしゃったら、どうかためらわずにご相談ください。
一人ひとりに合った関わり方、進め方を一緒に考えていきましょう。
この教室が、そんな安心の場になれたらと心から願っています。